外資OLの憂鬱

外資系OLが日常と本音をぶっちゃけるブログです。

外資OLになるには

新卒で外資系企業に受かるにはどうしたらいいですか?

後輩たちによく聞かれる。

1番手っ取り早いのは優秀になることである。

フェルミ推定だのケース問題だのをパパッとこなすロジカル女になれば簡単に受かる。

が、別にロジカル女にならなくても外資は受かる。

現に私は受かってるし、ロジカルシンキングとは無縁の同僚も少なからずいる。

外資系OLになる秘訣、それは際立った経歴の持ち主になることだ。

就活をしていて思ったことだが、日系企業は個性重視と言ってはいるものの、最終的には無難な経歴の持ち主を選ぶ傾向にあると思う。

外資系はそうではない。

突き抜けた経歴の持ち主を求めている。

とは言っても、全方位に突き抜けていれば良いというものではない。

外資系っぽい突き抜け方を求めている。

例えばトリリンガルとか。海外インターンとかバックパッカーとか海外大卒とかミスコンとか。

そういう女の子の中でかきあげ系の女の子が採用される傾向にある(ような気がする)

実際英語が話せるかどうかは関係ない。

私は帰国子女なので話せるが、話せない同僚は沢山いるし、実際業務でもオペレーションズ(バックオフィス)に行かない限りは使わない。

日系企業が個性(性格?)や志望度を重視するなら、

外資系企業は経歴を重視する。

その経歴が華々しければ華々しいほど、採用される確率は上がる。

ただ、気を付けたいのは基本的に外資系企業の場合、就業後はその経歴とは全く関係ない仕事をすることになる。

オペレーションズに行かない限りは海外とのやり取りは滅多にないし、

ミスコン優勝経験よりもロジカルシンキングが重視される。

外資系とは一見華やかな世界に見える(ちなみに私は見えたことはない)かもしれないが、

仕事内容は実に地味でつまらない(ことが多い。)

外資系以外選択肢がない人たちは運命を諦めてもらうしかないが、

まだまだその他の可能性がある人たちは色々な選択肢を見てみるのもいいと私は思う。

オーロラと私

冬になるとオーロラを想う。

私は外資系OLあるあるの通り、

幼少期を北の国で過ごした。(身バレを防ぐためどこかは書かないが)

私の住んでいた街は南にあったけれど、天候によってはオーロラを見ることができたし、

冬には親に連れられて、何度かオーロラが見える北の街まで行った。

そこで見たオーロラは確かに綺麗だったけれど、映像で観るのとどう違うかと聞かれたら正直わからない。

音がする訳でも、触れられる訳でもない。

直接見ていると言う実感が湧きにくいのだ。

日本に帰ってきた今、もう二度とオーロラを観ることはないだろうと思う。

大体皆勘違いしているが、北国が美しい季節は冬が迫り来る秋と、たんぽぽが咲き誇る春なのだ。

勿論第二の故郷のあの国にはまたいつか行きたいけれど、冬に行くことはないだろう。

そう想うとなんだか切なくなるし、もう一度オーロラを観たいような気もしてくる。

もう観ることもないオーロラを想って、今日も私は憂鬱なのである。

 

 

仕事か結婚か

女性の永遠の命題なのではないだろうか。

私もこの問題にうだうだと悩んでいるうちの1人だ。

外資系とはいうものの、私の会社のお給料は低い。(平均よりは高いだろうが、周りの日系企業の友人に比べると低い)

やり甲斐もあるかと聞かれれば、誰でもできる単純作業を毎日ただこなしているだけ。

その代わり割と暇である。仕事は定時で終わるし、成果さえ出していれば2週間程度の長期休暇も余裕で取れる。

つまり、子育てをするにはうってつけの仕事なのだ。

そう思うとこの仕事を手放す気にはなれない。

だって、子供が生まれたら結局は皆どこかでキャリアを諦めるのだ。

パートをするくらいなら、この仕事で、正社員で…と思う。

しかし、まだ生まれてもいない子供のために、

なんならまだ結婚してすらいないのに、

自分の人生を諦めたような気分で生きて良いのだろうか。

転職…すべきなのだろうか。

転職した場合、今より激務になるのは確実だろう。そうなれば、仕事を長く続けることもできないかもしれない。

そう思うとこのままで良いのではないか、と思えてくる。

毎日この自問自答の繰り返しだ。

今の職場は優秀な人ほど早く抜けていく。

きっとお給料も少なくやり甲斐もない仕事に嫌気がさしているのだろう。

そんな彼らをみていると焦りが生じるが、

結婚の可能性を考えると踏み切ることも難しい…

そんな訳で私は今日も憂鬱な外資OLである。